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マスタースタッフ 5名
スタッフ 45名
ジュニアスタッフ 5名(過去参加していた学生)
ありぎりすでは野外活動を中心とするイベントの企画、開催が主な活動である。国際交流企画が定期的に開催され、児童は野外活動を通じての学習と同時に、外国人児童との接触を経験することができる。例えば中国内蒙古にてキャンプを毎年開催しており、企画、立案はマスター会で行われ、理事会で承認を得て参加児童を募っている。児童の募集は月に1回発行される会報による広報活動によって実施される。当然児童の父兄間の情報交換によっても応募がある。さらに1996年8月には「Quest Expedition」というイベントが宮崎県西都市にて開催された16)。このイベントは過疎地を利用した国際交流キャンプで、中国、韓国、パキスタン、ネパールからの児童を招待し、ありぎりすの参加児童を含め合計200名による集団野外活動となった。このイベントの開催にあたっては、西都市から500万円の助成を受けている。
主な活動資金は参加児童の会費収入によってまかなわれており、理事会からの募金、福岡七社会17)からの助成金(年間80〜100万円)、会報に宣伝を掲載する企業からの広告料、行政からの助成金等、幅広い資金源をもっている。
?A行政とのかかわり
ありぎりすは発足時から3年間、福岡県からの助成を受けている。福岡県国際交流センターを通じて、教育振興財団からの助成となっている。また、福岡市からも社会教育課、青少年スポーツ課等から助成、支援を受けている。
しかし当団体では行政からの支援よりも、民間からの支援の方が中心となっている。金銭的な支援では福岡七社会からの資金助成、よかとぴあ18)財団、西日本銀行財団からの助成をはじめとする民間企業からの資金援助、広告料、募金等がある。また、物的支援にしても、野外活動で使用するテント、ザイル、リュック、医薬品、簡易食品等の機材・器具、備品等は企業等の民間からの提供を受けており、行政からの支援はない。さらに情報的支援も少なく、他の市民団体とのネットワークづくりにかんしても、それぞれの団体の自主性にまかされている。
ありぎりすにおける行政との連携に関しては、イベント開催地の市町村自治体との連携がその中心となる。すなわち、開催地にあたる自治体で、野外活動の実施場所や施設の使用、自治体職員の動員、校区の児童との交流、協力、そして資金助成等、あらゆる面にお

 

 

 

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